高校数学(指数と対数の計算)
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指数と対数の計算はよく練習しておく必要があります。
指数の計算の例をいくつか。
(1) $(a^2)^4=a^8$ ($2\times 4=8$ という計算です)
(2) $a^2\times a^4=a^6$ ($2+4=6$ という計算です)
(3) $(ab^3)^2=a^2b^6$ (2乗が分配されるようなイメージです)
(4) $\frac{a^5}{a^2}=a^{5-2}=a^3$ (上から下を引くイメージです)
(5) $a^0=1$
(6) $a^{-3}=\frac{1}{a^3}$
(7) $log_23+log_25=log_215$ ($3\times 5=15$ という計算です)
(8) $log_215-log_23=log_25$ ($15\div 3=5$ という計算です)
(9) $log_53^2=2log_53$ ($log_53^2$ と $(log_53)^2$ とは別物です)
前者の $2$乗は $3$ にだけかかりますが、後者は $log$ の値全体にかかります。
(10) $log_{10}1=0$ (真数が $1$ だと$log$ の値は $0$ です)
(11) $log_{10}10=1$ (底と真数が同じだと $log$ の値は $1$ です
例えば、(5)で底を $a$ として両辺の対数をとると
$log_aa^0=log_a1$
左辺は(9)から $0\times log_aa=0$
右辺は(10)から $0$ となります。
このように、"両辺の対数をとる" という手法を覚えると指数と対数の行き来ができて便利です。
計算問題では、「底の変換」が必要となる場合があります。(底を別の数字に変える)
$log_ab=\frac{log_cb}{log_ca}$
左辺にない $c$ が右辺にありますが、これは都合のよい数なら何でもOKです。もちろん、
$c$ は正で、さらに $1$ であってはなりません。
例えば、$log_6{18}$ であれば、
底を $2$ とすれば、$log_6{18}=\frac{log_2{18}}{log_2{6}}$
底を $3$ とすれば、$log_6{18}=\frac{log_3{18}}{log_3{6}}$
底を $5$ とすれば、$log_6{18}=\frac{log_5{18}}{log_5{6}}$
などなど。
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